2012年2月28日火曜日

福島市の高校生が三人、心筋梗塞でなくなっていた。(portirland )  赤かぶ

元データは厚労省の人口動態統計(平成16年)のようだが,
それは数字の解釈に誤りがある。
(人口10万対)との括弧書きがかかるのは,死亡率まで。
死亡数は,1年間の全国の総数だ。

でないと,一番左上の数値,死亡数の死因1位の,
悪性新生物 320315人 でおかしいことに気づく。
人口10万人に対して,がんで32万人死ぬはずがない。これは総数。

正しく抜粋すると,日本全国の15~19歳の死者
1位 不慮の事故 707人(人口10万人当たり10.6人)
2位 自殺 500人(人口10万人当たり7.5人)
3位 悪性新生物(がん)211人(人口10万人当たり3.2人)
4位 心疾患 108人(人口10万人当たり1.6人)
である。

さらに,引用された統計は,なぜか2004年(平成16年)の調査で,古すぎる。
人口動態統計は毎年行われ,直近の調査結果は 2010年(平成22年)のものである。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii10/dl/s03.pdf
この第2表に,2010年の日本全国の15~19歳の死因別死亡数がある。
心疾患による死亡数は,62人(人口10万人当たり1.0人)である。
6年で結構少なくなっているが,若い人ほど,AEDの普及や初期治療の進歩を
考えれば納得できる。

さて,福島県の15~19歳人口はどれだけかといえば,
住民基本台帳の年齢別人口が参照でき,
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103.do?_xlsDownload_&fileId=000004493335&releaseCount=1
によれば,99576人である。
すると,福島県の15~19歳の者の心疾患死亡数は,全国平均と同率なら,
1.0*99576/100000=0.996人
となるはずである。実現値の数が少ないので,統計的に有意とはいえないが,
心疾患で3人の死亡でも,統計的な予測値よりは多いとはいえる。


11. 2012年2月27日 17:24:13 : 03rK5F33UQ
>4さん
すみません、まだ確定情報ではありませんし、許可をもらっていないのでソースは提示できません。

>8・10さん

心臓疾患の持病がなく、健康だった高校生が心筋梗塞で突然死する人数はもっと少ないと思います。


12. 2012年2月27日 19:15:56 : rtSvfPac0c
平成22年の福島県人口動態統計によれば
男15~19歳までの死因に心疾患はない。
pfdの9ページの表を見ると、死因に
悪性新生物、肺炎、不慮の事故、自殺、その他とあるだけで、心疾患はない。
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/hofuku_kakuteisuuH22.pdf

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